猫は、かゆみが強いと、たとえ出血しても一心不乱に掻き続けてしまい、多くの場合、細菌感染を起こしたり、潰瘍化したりなど皮膚炎の症状として悪化してしまいます。 なかなか治らないかさぶたや、赤い斑点がある場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。 症状は様々で、かゆみを伴う皮膚炎が耳、目や口の周囲、背中、お腹、四肢に認められます。 特に外へ行く猫では、アレルゲンや虫の多い草むらに頭から進入するため、接触性アレルギーや蚊やダニ、ノミなどの虫刺されによるアレルギーがよくみられます。 猫ちゃんの耳が赤い場合は何らかの耳の病気や感染症にかかっているかもしれません。もし放置してしまうと激しい痒みが出たりポッコリ腫れてくることがあります。そうなってしまう前に早く治療や対策をしなければいけません。耳が赤い原因は何でしょうか?耳が赤いことと関連する症状ごとにそれぞれお話します。, 山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。, 猫の耳が赤い原因とはいったいどのような物があるでしょうか?猫ちゃんは全身に被毛が密接に覆われており中々皮膚の異常に気づきにくいです。しかし耳だけは被毛の量が少ないため少しの異変でも分かりやすいです。, アレルギー反応をおこした時猫の皮膚に赤い斑点(発疹)がよくみられるからです。猫の耳に赤い斑点ができるアレルゲンの原因となる要素はたくさんありますがノミやダニ、食べ物などがアレルギーを引き起こしているのではないかといわれています。, 最近では花粉やハウスダストでもアレルギー反応が出て耳に赤い斑点ができる猫も居ます。, アレルゲンの原因によって症状は変わりますが痒みや目の周りが赤く腫れる、脱毛などがよくおこります。また痒みにより過度に掻いてしまうと皮膚がただれて出血してしまい皮膚炎になることも珍しくはありません。, 蚊に刺されることが原因で起こる過敏症の場合も耳が赤くなることがあります。蚊に刺されないように対策をとることも必要です。, 猫の耳が赤い時に多い病気が外耳炎です。猫は自分で毛づくろいするほど綺麗好きなので外耳炎にならないイメージを持つ方が多いのですが、実際に私が働いている動物病院で外耳炎で治療している猫ちゃんがいます。, 外耳炎とは外耳道(耳の入り口から中の鼓膜までのこと)が何らかの影響で炎症をおこしてしまう病気です。炎症がおきると痒みが生じて頻繁に掻くようになったり、頭を振る、耳の中が赤いなどの症状がみられます。, 炎症がひどい場合は耳の中が赤いだけではく、耳垢がたくさん出たり、臭いニオイがするようになります。元々の体質などにも異なりますが、耳の中にいる細菌や真菌の数が異常に増えてしまうことが外耳炎を発症する主な原因になります。, 細菌や真菌は高温時になると活動が活発になり増殖するので特に春〜夏の季節は外耳炎になりやすいです。また飼い主さんの耳のケアのしすぎが原因で赤い炎症おこす場合があります。, 猫の耳の中の皮膚はとても敏感なため過度に耳掃除をしたり、強く擦ってしまうと傷ついてしまい炎症がおきてしまいます。, 猫の外耳炎を治療せずそのままにしてしまうと耳の奥まで炎症が広がり中耳炎や内耳炎を引き起こしてしまいます。内耳には体のバランスを並行に保ってくれる役割があるため炎症をおこすと斜頸になったり、真っ直ぐ歩けない、旋回するなどの神経症状まで及んでしまいます。, 猫の両耳が赤く、猫の耳の裏が脱毛している場合は何らかの感染がおきているケースがあり、特に多いのが、猫の耳の中にダニが寄生し、痒みから耳が赤い時があります。, 猫や犬などの耳に寄生する耳ダニは耳垢や分泌物を栄養源としており、耳の中で繁殖します。その影響で激しい痒みがおこり、掻きすぎから耳の後ろの皮膚が赤くなり時には皮膚が傷ついて出血することもあります。, その他にも黒い耳垢が大量に出るのも耳ダニの特徴です。耳ダニに感染する原因で一番多いのが接触感染によるものです。外に出た時に耳ダニに感染している猫ちゃんと接触することが原因になることが多いです。, 猫の耳が赤い時は熱を出していないか確認しましょう。猫の耳が熱い場合、発熱している可能性もあります。猫ちゃんは私たちと違い、全身に汗をかき体温を下げることができないため、毛細血管が多く存在している肉球や耳を中心に体の中に溜まった熱を放出し体温を下げています。, そのことから猫の耳は体温調節の役割を持っているため、体温が高い場合、耳が熱くなり、皮膚が赤いのが特徴です。, 遊んだり走った後や興奮した時に体温が上がることがありますが元気や食欲がなかったり鼻水やクシャミなど、何らかの症状が一緒にみられた際は感染症をひきおこしている場合があります。, 耳が腫れ、猫の耳が赤い場合は耳血腫の可能性が高いです。主に外耳炎など激しい痒みが続き、過度に耳を掻いてしまった影響で耳介部分の軟骨が折れてしまい出血したことにより腫れてきます。, また猫同士の喧嘩の際にできた傷も耳血腫をおこす要因ともいわれています。状態をそのままにしてしまったり治療を怠ってしまうと耳介部分の軟骨が変形してしまいます。, アレルギーが原因で症状がでている場合、まず原因となるアレルゲンを見つけ排除しない限り、再び皮膚に赤い斑点ができアレルギー症状を引き起こしてしまいます。, ノミアレルギーの場合は寄生されたノミの唾液中にあるタンパク質に反応してアレルギー症状がでるため、しっかりとノミの駆除や予防をしなければいけません。また食べ物による疑いがあった際はアレルゲンとなる材料を排除したフード(除去食)に切り替えることもあります。, 犬と比べて特定のアレルゲンを見つけることが難しいため炎症やアレルギー症状を抑えるステロイド剤や抗ヒスタミン剤を処方することが多いです。 激しいかゆみがあるため、掻きむしったり床にこすりつけたりしてしまい、脱毛や皮膚のただれが起こります。 日頃から目につきやすい猫の耳に赤い斑点が出ていたら、かゆくはないのか、病気じゃないだろうか、と心配になりますよね。 家では猫を飼育しており、これまでの経験を通して飼い主さんの目線に添…. 猫が普段過ごす場所に近い窓に、紫外線をカットしてくれるフィルターなどを貼るなどして予防してあげるといいでしょう。, 猫の耳に赤いブツブツした斑点を見つけた時には、まずアレルギーやノミなどの寄生を疑いましょう。 そこで今回は猫の耳の後ろが赤い原因についてご紹介します。 耳ダニ. 多くの場合アレルギーによるもので、耳や鼻の頭にできるものは蚊などの虫刺されによるアレルギー反応と考えられます。, 人間と同じように、猫も蚊に刺されます。 診断のためには皮内反応や抗体検査などのアレルギー試験や、除去食試験などが行われます。, なんらかの物質が皮膚に接触して浸透し、皮膚の免疫細胞を刺激することによる皮膚炎を接触性皮膚炎といい、原因物質に触れた皮膚が赤く腫れます。 そこで今回は、猫の耳に赤いブツブツとした斑点について解説します。, 猫の耳は被毛が少なく、皮膚の異変に気が付きやすい部位です。 経済的な問題で愛猫の寿命を縮めないためにも愛猫が元気なうちにペット保険に加入することが大事. 食物アレルギーである場合には、原因となるような食材を除去したフード(除去食)や、食物アレルギーの原因となる可能性が少ない、与えたことのないタンパク質を含んだフードなどを与える食事療法を行い、アレルギー症状が出ないようにコントロールします。, 猫が生活している環境や食餌にアレルギーの原因がある場合には、猫に触れさせないように、または摂取にしないように環境を整えることが予防のためには最も重要です。 かゆみのため、患部をしきりにかいたりなめたりし、かゆみが激しいときには皮膚をかきむしって、出血が見られることもあります。, 食物中のタンパク質に対してアレルギー反応を示し、主な原因としては牛肉、鶏卵、小麦、トウモロコシ、大豆、魚肉などがありますが、猫によっては他の食物もアレルゲンとなることがあります。 ノミやダニはアレルギーの原因になるだけでなく、寄生虫や病気を媒介することもありますので、定期的に駆除・予防しましょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 単なる局所的な虫刺されではなく、アレルギー反応が引き起こされるために耳に粟粒性皮膚炎(ぞくりゅうせいひふえん)などの症状が出ます。, 耳介の外側にブツブツとした粟粒(あわつぶ)くらいの大きさのかたい発疹が多数みられる皮膚炎です。 蚊がアレルゲンである場合、蚊の発生が多い夏期に症状がみられ、秋から冬になる頃には自然と治っているということもあります。, ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液中のタンパク質などにアレルギー反応を起こすことが原因で発症するアレルギー性皮膚炎で主に首や背中、お尻などに赤い発疹(ブツブツ)や脱毛がみられ、かゆみの強い病気です。 //