どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。ところが、この考えは、幸福度アップの点では問題があります。給料が多いか少ないかは、私たちの幸福や仕事の満足度とはほぼ関係がないからです。前回に引き続き、『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』(クロスメディア・パブリッシング)から一部抜粋して紹介します。, 「年収800万円が幸福度のピーク」との説を聞いたことがある人は多いでしょう。ノーベル賞受賞者であるダニエル・カーネマンの研究で有名になった事実で、あらゆる職種の年収とメンタルの変化を調べると、およそ年収が800~900万に達した時点で幸福度の上昇は横ばいになります。, これは世界中どこでも見られる現象で、アメリカでも日本でも幸福になれる金額の上限はさほど変わりません。もっとも、この数字はあくまで「それ以上はいくら稼いでも幸福度がほぼ変わらなくなる」最大値を示したものであり、現実的にはもっと手前から幸福度は上がりにくくなります。, たとえば、令和元年に内閣府が発表した「満足度・生活の質に関する調査」では、1万人を対象に世帯年収と主観的な満足度の変化を比べました。, ◉ 「100万円未満」5・01点 どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。ところが、この考えは、幸福度アップの点では問題があります。給料が多いか少ないかは、幸福や仕事の満足度とはほぼ関係がないからです。 日本を含む東アジア圏は、高い年収(およそ1200万円)で幸福度ピークを迎えるが、その時点においての幸福度評価は他の地域よりも低い, 日本における幸福度の原因・要因を探り、国、社会、地域が人々の幸福度を支えるにあたり良い点、悪い点、改善した点、悪化した点は何かを明らかにすること, 自分の幸せだけでなく、社会全体の幸せを深めていくためには、国、社会、地域が何処を目指そうとしているか、実際に目指していくのかを議論し、考えを深めることが不可欠であり、その手がかりを提供すること. 最近、心理学によって幸福の研究が急速に進んでいます。 ある著名な心理学者は様々な地域の人びとに対し、人生の幸福度を7点満点で採点してもらう大規模な調査を行いました。その研究結果が発表されるや世界に衝撃が走ったのです。 収入だけを追う人生は、コスパ悪い? どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。 ◉ 「3000万円~5000万円未満」6・60点 これは経済学の基本ですが、ぜんぜん難しい話ではありません。 お酒が好きなひとなら、暑い日の喉がからからに渇いたときに飲む生ビールの最 2018年1月8日、収入と幸福度の関係を調べたアメリカの研究結果が発表されました。 この研究結果の発表を受け、再び上で紹介したような所得と幸福度に関するニュース記事が世間を賑わせているわけです。 ◉ 「300万円~500万円未満」5・68点 最新の幸福度に関する研究. どうせ働くなら誰でもお金は欲しいもの。収入の多さで仕事を選びたくなるのは自然なことです。ところが、この考えは、幸福度アップの点では問題があります。給料が多いか少ないかは、私たちの幸福や仕事の満足度とはほぼ関係がないからです。前回に引き続き、『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』(クロスメディア・パブリッシング)から一部抜粋して紹介します。, 難しく捉えられがちなお金の話を、より身近に、よりわかりやすく、読者が自分事として捉えられるようにすることを、くらしの経済メディア 「MONEY PLUS」は目指しています。私たちの人生に欠かせないお金の情報を日々の生活やライフイベントと関連付けて発信していきます。, 普通のサラリーマンが1億を超える資産を築くまで。きっかけはコツコツ続けた「見える化」, 資産は増やしたいけど、普通のサラリーマンの年収で億単位の資産を持つなんて現実ではムリ……と思う方は少なくないのではないでしょう。一般企業の会社員でありながら、現在1億円を超える資産を築かれた、千葉県在住のKさん(40代男性)。今回は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」ユーザーでもある、Kさんに、どのように資産を作ったのか、どんなお金の管理をしてるのか、具体的にお話を伺いました。, 新型コロナウイルスの影響から家で過ごす機会が増えた方も多いのではないでしょうか。そんな今こそ家計を見直す絶好のタイミング!と力説するのが、ファイナンシャルプランナー(FP)の志村織帆さんです。志村さんは年間400件以上の家計相談を受けている人気FPです。現在はどこからでも受けられるオンライン相談が増え「家計改善ニーズの高まりを感じている」と話します。家計改善のコツや、なぜ家計改善にプロの手が必要なのかについて伺いました。, 新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増える中、気になるのは家計への影響です。”ウィズコロナ”の生活が当面続くことを考えると、家計も新しいライフスタイルに対応するための見直しが必要になりそうです。株式会社アイ・グリッド・ソリューションズが2020年3月15日から30日間、同社の電気利用サービス利用者を対象に実施した調査によると、約6割の世帯が前年同期比で電気使用量が増加、電気代に換算すると平均1,700円増加していることがわかります。そこで、ファイナンシャル・プランナーである筆者が提案するのは、電気自動車(EV)を活用した家計節約術です。電気自動車が家計にどのような影響を及ぼすか、解説していきましょう。, 仕事を早期にリタイアして、第2の人生は自分の好きなことだけをーー。誰もが一度は夢見るライフプランです。とはいえ人生100年時代、老後の生活資金の重要性はさらに増しています。早期リタイアは叶わぬ夢のようにも感じられますが、実現している人もいます。家計簿アプリ「マネーフォワード ME」ユーザーのなおさん(60)は4年前に早期退職を実現させました。「1年かけてしっかり準備しました」と話すなおさん。具体的にどのような準備を行ったのでしょうか。, 「老後2000万円問題」が話題となってから、老後に備えた株式投資に関心を持ったという人は多いのではないでしょうか。とはいえ、実際に個別の銘柄を売買するのは初心者にとってハードルが高いものです。まずは気に入った銘柄を探し、腕試しから始めてみるのはいかがでしょうか。, ㈱N&Bファイナンシャル・コンサルティング 執行役員 CFP、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。慶應義塾大学環境情報学部卒。大学卒業後、飲食の店舗マネージメントに携わる。社会人生活の中で、自身のおカネの知識のなさを痛感したことをきっかけに2006年FPに転身。個人の貯蓄計画や住宅購入・ローン借り換え相談、教育費準備などライフプラン作成を中心に、企業の従業員向けのFPセミナーなども行う。ファイナンシャルプランニングを通じて、「安心の提供」と「人生の価値向上」に貢献する。, 「ココ=個々(個人個人)、此所(いろんな場所)、小幸(小さな幸せ)」ケノコトは、暮らしをもっと楽しく、もっと美味しくなるように。きっかけとなる「日常」と「食」のコトを発信するWebメディアです。, 出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信している。Oggi、ミモレ、LEE、オズモール、日経DUAL、日経ARIAなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。小学生男女2児の母。, ■森上 展安(もりがみ のぶやす)1953年生まれ。早稲田大学法学部卒業。東京第一法律事務所勤務を経て都内で学習塾「ぶQ」を経営後、88年に(株)森上教育研究所を設立した。中学受験、中高一貫の中等教育分野を対象とする調査・コンサルティング、講演、執筆等を行う。 2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? ◉ 「1億円以上」6・03点, 世帯年収300万~500万円のあたりから満足度の上昇が鈍り始め、1億円に達しても大した数値の変化が見られていません。カーネマンの研究とは指標が違うため単純な比較はできませんが、日本においても世帯年収が300万~500万円を過ぎたあたりから、急に満足度が上がりにくくなるようです。, 難しく捉えられがちなお金の話を、より身近に、よりわかりやすく、読者が自分事として捉えられるようにすることを、くらしの経済メディア 「MONEY PLUS」は目指しています。私たちの人生に欠かせないお金の情報を日々の生活やライフイベントと関連付けて発信していきます。, 普通のサラリーマンが1億を超える資産を築くまで。きっかけはコツコツ続けた「見える化」, 資産は増やしたいけど、普通のサラリーマンの年収で億単位の資産を持つなんて現実ではムリ……と思う方は少なくないのではないでしょう。一般企業の会社員でありながら、現在1億円を超える資産を築かれた、千葉県在住のKさん(40代男性)。今回は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」ユーザーでもある、Kさんに、どのように資産を作ったのか、どんなお金の管理をしてるのか、具体的にお話を伺いました。, 新型コロナウイルスの影響から家で過ごす機会が増えた方も多いのではないでしょうか。そんな今こそ家計を見直す絶好のタイミング!と力説するのが、ファイナンシャルプランナー(FP)の志村織帆さんです。志村さんは年間400件以上の家計相談を受けている人気FPです。現在はどこからでも受けられるオンライン相談が増え「家計改善ニーズの高まりを感じている」と話します。家計改善のコツや、なぜ家計改善にプロの手が必要なのかについて伺いました。, 新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増える中、気になるのは家計への影響です。”ウィズコロナ”の生活が当面続くことを考えると、家計も新しいライフスタイルに対応するための見直しが必要になりそうです。株式会社アイ・グリッド・ソリューションズが2020年3月15日から30日間、同社の電気利用サービス利用者を対象に実施した調査によると、約6割の世帯が前年同期比で電気使用量が増加、電気代に換算すると平均1,700円増加していることがわかります。そこで、ファイナンシャル・プランナーである筆者が提案するのは、電気自動車(EV)を活用した家計節約術です。電気自動車が家計にどのような影響を及ぼすか、解説していきましょう。, 仕事を早期にリタイアして、第2の人生は自分の好きなことだけをーー。誰もが一度は夢見るライフプランです。とはいえ人生100年時代、老後の生活資金の重要性はさらに増しています。早期リタイアは叶わぬ夢のようにも感じられますが、実現している人もいます。家計簿アプリ「マネーフォワード ME」ユーザーのなおさん(60)は4年前に早期退職を実現させました。「1年かけてしっかり準備しました」と話すなおさん。具体的にどのような準備を行ったのでしょうか。, 「老後2000万円問題」が話題となってから、老後に備えた株式投資に関心を持ったという人は多いのではないでしょうか。とはいえ、実際に個別の銘柄を売買するのは初心者にとってハードルが高いものです。まずは気に入った銘柄を探し、腕試しから始めてみるのはいかがでしょうか。, ㈱N&Bファイナンシャル・コンサルティング 執行役員 CFP、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。慶應義塾大学環境情報学部卒。大学卒業後、飲食の店舗マネージメントに携わる。社会人生活の中で、自身のおカネの知識のなさを痛感したことをきっかけに2006年FPに転身。個人の貯蓄計画や住宅購入・ローン借り換え相談、教育費準備などライフプラン作成を中心に、企業の従業員向けのFPセミナーなども行う。ファイナンシャルプランニングを通じて、「安心の提供」と「人生の価値向上」に貢献する。, 「ココ=個々(個人個人)、此所(いろんな場所)、小幸(小さな幸せ)」ケノコトは、暮らしをもっと楽しく、もっと美味しくなるように。きっかけとなる「日常」と「食」のコトを発信するWebメディアです。, 出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信している。Oggi、ミモレ、LEE、オズモール、日経DUAL、日経ARIAなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。小学生男女2児の母。, ■森上 展安(もりがみ のぶやす)1953年生まれ。早稲田大学法学部卒業。東京第一法律事務所勤務を経て都内で学習塾「ぶQ」を経営後、88年に(株)森上教育研究所を設立した。中学受験、中高一貫の中等教育分野を対象とする調査・コンサルティング、講演、執筆等を行う。 2020/09/06 18:30 . 幸福度 年収8万円と1兆円で その差わずか0.1の謎 マサイ族と富豪. 目の前に階段があり、そこには0~10の数字が書かれています。0は「最悪の人生」であり、10は「最高の人生」です。今のあなたはどの階段に立っていますか。, この質問を受け、自分自身が感じている幸福度を数値化し、年収との関係をグラフ化したものが先に紹介したグラフになります。, 論文「Happiness, income satiation and turning points around the world」では、主に2つのことを主張しています。, ひとつ目はニュース記事でも取り上げられているように、どの地域のグラフも年収が高くなるにつれて幸福度は上がっていくが、ある年収時点で幸福度は頭打ちになり、さらにそれ以降年収が上昇しても幸福度が減少するポイントがある(これを論文内では‘turning points’ 『転換点』と呼んでいます)ことです。, この転換点は、日本を含めた東アジア(EA)で言えば、11,000ドル(およそ1200万円)、世界の平均では、95,000ドル(およそ1000万円)と分析されています。, ふたつ目は、幸福感が最大限に高まる「所得飽和」が世界の地域間でどのように違うのかについても言及しています。, 論文内ではラテンアメリカ圏の所得飽和が最も低いポイントで発生しており、年収35,000ドル(およそ385万円)で幸福度評価は7.57にも達していることに着目しています。, 一方、私たち日本人を含む東アジア圏では、所得飽和は110,000ドル(およそ1200万円)と高い年収で飽和していることに加え、幸福度評価も7.04と低い状態にあり、高い年収にならないと幸福度はピークを迎えず、そのピークも他の地域と比べ、低い状態にあります。, 論文内では所得が低くても幸福度のピークを迎えるラテンアメリカ圏のようなグループは、幸福度評価的には魅力的な暮らしであるとしつつ、東アジア圏のような高い所得で幸福度ピークを迎えるグループは高い所得レベルを達成する機会が提供されていると双方の利点を論じています。, この主張はニュース等ではあまり取り上げられていませんが、個人的には興味深い分析だと感じました。, 論文「Happiness, income satiation and turning points around the world」から特に私たち日本人に関係する部分をまとめてみます。, リチャード・イースタリン氏の研究に端を発して様々な研究機関が「お金と所得の関係」について調査・分析を行うようになりました。, ここで紹介した最新の研究は調査期間・規模ともに多大な労力をかけ、サンプルを集めたことが見て取れます。そうした意味では、信頼度の高い分析であるといえると言えます。, 元ネタの論文をしっかり読んでみると、ヤフーニュースだけでは読み取れない真実も若干見えてきたように思いませんか。, 続いて、「お金と幸福度の関係性」に関して、日本国内ではどのような研究・調査が行われているのかに調べてみました。, 上記の研究はあくまで世界的視点に立った分析でしたので、以下では日本独自の調査から日本人の幸福度の本質を探ってみたいと思います。, 日本に目を向けてみると、お金と幸福度の関係性について、なんと内閣府が調査・分析を行っています。, 正確には内閣府経済社会総合研究所なる機関になるのですが、主観的幸福度など国民の生活の質の評価や感情、及びそれを支える要因等を継続的に調査し、明らかにすることを目的に生活の質に関する調査を実施しており、大変興味深い分析が行われています。, つまり、「日本人が幸せを感じる要因が分かれば、その要因をみんなで深めていけば、よりより国になるよね」ということです。, 以下では、この調査報告書の中から特に「お金と幸福度の関係性」に関する調査結果を抜き出してみることにします。, まず、日本人が幸福度を判断する際に重視した項目を複数選択形式で調査した結果が以下の表になります。, 「健康であること」・「お金があること」・「家族がいること」の3点が日本人が幸せを感じる三大要素と言えることが分かります。, さらに、同調査はどれほどの所得があれば、どれほどの幸福感になるのかについて個人の視点と家族の視点に分け、結果を提示しています。, 回答者自身の年間収入(税・社会保険料込み)別に、現在の幸福感の平均値を計算したところ、以下のような結果となった。, 結果は回答者自身の収入が増えるほど現在の幸福感も上昇する傾向にあることが分かりますが、やはり論文「Happiness, income satiation and turning points around the world」の結果同様、「転換点」を確認することもできます。, アメリカの最新論文によると、日本を含む東アジア圏の転換点は1200万円とのことでしたが、この内閣府調査を見る限りでは、日本の転換点は年収900~1000万円であることが分かります。, では、年収を家族の視点に移し、世帯年収として捉えると幸福度はどのように変化するのでしょうか。, こちらが世帯全体の年間収入(税・社会保険料込み)と 世帯構成員の現在の幸福感との関係を数値化したものになります。, 個人所得との違いを見るために、数値を先ほどの個人所得と幸福度の関係性グラフに重ねてみます。, 重ねてみるとよく分かるのですが、個人と違い世帯年収では転換点がなく所得とともに幸福度が上昇し続けていく様子が確認できます。, では、ここまで確認してきたお金と幸福度の関係性について、アメリカの論文「Happiness, income satiation and turning points around the world」と日本独自の調査「生活の質に関する調査」から見えてきたこと、私自身が感じたことをまとめてみます。, ここで紹介してきた2つの調査結果から分かった客観的な事実、個人的に感じた疑問点などを踏まえ、「お金と幸福度の関係性」について言及してみたいと思います。, 最新の研究論文「Happiness, income satiation and turning points around the world」では"Self-Anchoring Striving Scale"という質問手法を用いて幸福度を測っています。, この手法では幸福度を数値化するために次のような質問を行っていることを紹介しました。, これはあくまで個人的な感想ですが、私はこの質問に対し「もっと努力すれば今以上の生活ができるのではないか」と感じた場合、低い評価をする可能性があると感じました。, 年収1000万円を超えるということは、日本では高給取りの部類に所属することになります。, 年収が1000万円を超えるようなステージに上がっていくと、付き合う人間関係も大きく変わるでしょうし、投資や教育などへの関心も変化するはずです。, 何が言いたいのかというと、年収1000万円を超えた人が見る世界は「もっと努力して〇〇さんのようになりたい!」といったように、それまで雲の上であり憧れで終わっていた人や生活が、「自分の努力次第で手が届くかもしれない」と感じるようになる段階なのではないか、ということです。, 仮に私の感想が正しかったとしたならば、論文内で使われている言葉「転換点」は決して幸福度評価が下がるポイントではなく次のステージに突入するポイントと考えることもできるのではないでしょうか。, 次に日本の「生活の質に関する調査」の結果に目を向けてみると、年収900~1000万円を境に幸福度が下落していることが確認できました。, もちろんこういった原因も考えられなくはないのですが、個人的にはそれ以上に日本という国で年収1000万円以上稼ぐようになった人への行政サービス等の低下が気になってしまいます。, このように努力して稼いだのに報われない現実と向き合わなければならない現実が日本にはあり、この現実を目の当たりにする年収がちょうど900~1000万円といえます。, ここでは「お金と幸福度の関係性」について、ニュース記事からだけでは読み取れない部分もあるのではという動機で書き上げたものになります。, 初めに述べたように、私が「お金と幸福度の関係性」記事を読んだ時の感想は「何が言いたいんだろう」でした。, というような結果を聞いて、「じゃあ、これ以上稼がなくていいや」と考えるのはあまりにも安易すぎると思いました。, 幸せは他人の物差しで測ることができる指標ではありません。自分が幸せと感じるのであれば、年収が低かろうが、家族がいなかろうが全く問題ありません。, そうであるならば、自分自身の「転換点」がどのステージで訪れるのかを自分自身で見極める必要があるはずです。, 寄稿・取材依頼はお気軽にお問合せください。大学受験にも精通していますので、受験相談も受け付けています。.