動画への写り込みと著作権 --- 「弁護士が教える!webに関わる法律講座」では、インターネットに関する著作権について、会話形式でわかりやすく解説しています。 動画コンテンツや動画広告を制作する上で、関係する法律を正しく理解しておくことが、結果的にさまざまなトラブルの回避につながります。本記事では、実際に制作や配信を行う際に生じるさまざまな疑問に答えていきます。, Q. まず、他人が作成したポスター等が撮影した写真や映像に写り込んでしまった場合、その撮影行為は、著作権法上の問題となる「複製」(著作権法21条)に当たり得るし、それをブログ等WEB上にアップする行為は、「複製」(著作権法21条)及び「公衆送信」(著作権23条)に当たり得るものです。 ただし、他人の著作物が写り込んだとしても、その画像からそれが何なのかわからないような場合まで、著作権法上の問題とされたら、たまったものではないですよね。そこで、どのような写り込みだと問題 … コンペで採用されなかったデザインが勝手に使われた! これって料金請求できるの? (19/03/27) → Web担のメルマガを試してみる(毎週月曜日配信) 必見! Facebookいいね! Copyright (c) 2012-2017 Locus,Inc. 著作権と引用の5条件!  ただし、他人の著作物が写り込んだとしても、その画像からそれが何なのかわからないような場合まで、著作権法上の問題とされたら、たまったものではないですよね。そこで、どのような写り込みだと問題にならないのか、なるのかという点が気になるところです。 動画を撮るときって、いろんなものが 写り込んじゃう と思うんですよ。 スマホでムービーを撮るときもそうだし、pcの画面をキャプチャするときも。そういうときも、写り込むものの著作権に気を付けなきゃいけないんですか? 楽曲や効果音を使う時に気をつけることは?Q. さて、本日も著作権についての記事を書きます(著作権の記事一覧はこちらを参照。)。今回は、写真等を撮影して、ブログにアップ等した場合にポスター等他人の「著作物」が入ってしまったとか、他人の著作物である美術品を撮影したんだけどブログに挙げて大丈夫なの!?とかそういうことに応える記事となります。他にも、屋外でビデオ撮影をしていたら、スーパーから流れてくる音楽が入ってしまった!なんて場合もありますよね。, まず、他人が作成したポスター等が撮影した写真や映像に写り込んでしまった場合、その撮影行為は、著作権法上の問題となる「複製」(著作権法21条)に当たり得るし、それをブログ等WEB上にアップする行為は、「複製」(著作権法21条)及び「公衆送信」(著作権23条)に当たり得るものです。 通行人の顔が写ってしまっても大丈夫?Q.  つまり、その他人の「著作物」が単に識別できるという程度の写り込みだけでは著作権法上問題となる利用行為とはいえず、常識からして、その著作物の表現の特徴を感じることができる場合に、「複製」や「公衆送信」になるよといっています。これだけだとわかりにくいので、例を挙げると、ポスターだと一部がみえるのみで、メッセージ等までは伝わらない場合では問題にならないけど、メッセージ等まで伝わってしまう場合は著作権法上問題となるということになります。, とはいっても、IT等の発達に伴い、現在は撮影等を日常的にすることが増えてきました。意図しない写り込みの問題は、日常茶飯事起こります。その実態をとらえて、最近著作権法について、下記の条文ができました。, (付随対象著作物の利用) -パブリシティ権, 不正競争防止法, 写り込み, 利用許諾, 商標権, 意匠権, 著作人格権, 著作権. 著作物を撮影して,投稿サイトへの投稿や放送によって公表すると複製権や公衆送信権の侵害となります。 しかし,たまたま写り込んだものも,形式的に違法とするのは行き過ぎです。 著作権法上の例外に該当することが考えられます。 <中継番組の映った動画投稿が適法となる具体例> 多くのベンチャー企業や新規ビジネスの立上げ等について、法律的なアドバイスのみでなく「パートナー」としてかかわっている。 好きな歌手のミュージックビデオ、画像、歌詞・・・音楽好きなsnsユーザーには関連深いこれらのコンテンツ。投稿しても問題は無いのか?著作権を踏まえた正しいsnsの使い方を解説します。 人気記事.  この点について、日本の裁判例等は、「複製」や「公衆送信」等の著作権法上の問題となる「利用」というには、「一般人の通常の注意力を基準としてつつ、著作物の創作的表現内容を直感感得することができる程度に再現されているかどうか」で判断するとしています。 ※著作権を侵害していると思われる例や、黙認されている現状なども解説していますが、決してそれらの行為を推奨している訳ではありません。, 文化庁”「侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメント」の実施”公式ページ (実施期間2019年9月30日~2019年10月30日): http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/public_comment/1421771.html, 本題に入る前に、まずは“著作権とは何か?”という基本的な部分を簡単に整理しておきたい。著作権とは、「著作者が、著作物の複製/演奏/放送/展示/譲与などを行う権利を専有出来る」というもので、この権利は著作権法という法律によって保護されている。登録などは一切不要で、著作物の創作を始めた時、もしくは公表後から著作者の死後70年が経過するまで存続する権利だ。, と定義されており、つまりその創作物・作品を作った“作者”のことだ。(但し著作権は譲渡や相続が出来るため、その場合は受けた者が権利を保持する。)”著作物”とは、文芸・学術・美術・音楽の分野で思想や感情を表現したもの。具体的には, この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである 。一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物二 音楽の著作物三 舞踊又は無言劇の著作物四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物五 建築の著作物六 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物七 映画の著作物八 写真の著作物九 プログラムの著作物, とされている。SNS上の音楽ファンに関連深いものでは、「好きなアーティストの楽曲」「ミュージックビデオ」「写真」「歌詞」「情報サイトやブログ記事での創作性のある文章」などが著作物となる。, 1つ目は、著作権法の中で定められている「著作隣接権」。これは、著作物を公にする際に重要な役割を担った”著作者以外の者”が持つ権利。これにより曲や歌詞を作った著作者以外の関係者、例えばそれを演奏する歌手やミュージシャン、レコードの製作者などもそれぞれ権利の専有が保護されている。, 2つ目は、「外国の著作物も、日本国内では日本の著作権法によって権利が保護される」というルール。これは、ベルヌ条約や万国著作権条約といった、互いの国の著作物を保護し合う条約が世界各国で結ばれているため。例え洋楽のミュージックビデオや歌詞であっても、日本国内で利用される際には日本の著作権法が適用されるので、洋楽ファンは特に知っておくべきだ。(条約を結んでいない国は除く。), 好きなアーティストのミュージックビデオや歌詞など、誰かの著作物をSNSに投稿したい場合、合法な手段はかなり限られる。ここからは「音楽ファンがSNS上に他人の著作物を投稿する場合」について、多いと思われる3つのパターンごとにその違法性や正しい投稿の仕方を考えてみたい。※著作物を無断で合法的に投稿・掲載する方法として「引用」という方法がありますが、これには複数の条件を満たす必要があり、文字数や書式が限定されるSNSで行うのは実質不可能と思われます。そのため「引用」については除外した内容となっています。, 好きなアーティストの楽曲やミュージックビデオについては、そのアーティストが契約しているレコード会社やアーティスト自身が権利を有し、またインタビュー動画についてもそのインタビューを行っているメディア等が権利を有している場合がほとんどと思われる。無断使用が許可されていないこれらの動画を自分のSNSに投稿するには、Youtubeなどで公式によりアップロードされたものに限りURLを貼り付ける形で行うことが出来る。また公式のSNSアカウントが投稿したものを、リツイートやリポストなどの標準機能で共有することも問題は無い。, 一方公式がアップロードした曲や動画でも、それを手持ちの端末にダウンロードし自分のSNSアカウントに投稿する方法は権利の侵害=違法アップロードとなる。例えばYoutubeなどから動画をダウンロード出来るアプリで、好きな曲のミュージックビデオを保存した場合。これを「自分の端末内で視聴するだけ」なら私的な利用であり違法にはならないが、自分のTwitterなどに投稿してしまうと違法になる。アーティストやレコード会社にとっては(見方を変えればYoutubeなどの動画サービス自体にとっても)そこでの再生回数は立派な収入源であり、このような違法な投稿の仕方は、応援したい筈のアーティストの収益を奪う行為に他ならない。と同時に、その投稿を見た他のユーザーにとってもフルで視聴するためには結局自分で再度検索しなければならず、不便な拡散方法と言える。「同じ曲が好きなユーザーと交流したい」「自分の投稿をアピールしたい」というのもSNSの楽しさではあるが、公式のリンクを貼れば済むものをわざわざ上記のような方法で投稿する必要があるのかは考えるべきかも知れない。ちなみにYoutubeではアップロードされた楽曲の権利者を自動で判別するシステムが組み込まれている。違法にアップロードされた楽曲やミュージックビデオからも、本来の権利者に収益が渡るようにと取られた対策だ。こういった動きからも、権利者の収益が如何に”守られるべきもの・守るべきもの”であるかが分かるだろう。, 「公式SNS、公式サイト、ニュースサイトなどに投稿された好きなアーティストの画像を保存し、自分のSNSに投稿したりアイコンに使う」ことは基本的には違法と考えられる。自分自身で撮影したアーティストの写真では、著作権ではなく写っているアーティストの「肖像権」という別の権利の侵害となるため、これも違法と考えられる。合法的な手段としては、やはり公式による投稿をリツイートやリポストといった標準機能で共有するしかない。しかし、中にはアーティストや所属事務所の方針によって「厳密には違法ではある」としながらも限定的に利用が許可されているケースもあり、またその許可の範囲もまちまちなので、公式サイトを確認してみるのも手だ。, とは言え実際のところ、許可無く違法な形で投稿しているユーザーも多く、余程悪質であったり商用的に利用している場合などを除けば黙認されているような現状もある。画像であれば、再生や視聴そのものが直接収益になるものでもない。応援したいという好意的なファンの投稿であればむしろ宣伝効果も狙えるだろう。 権利者側にとっても複雑な状況と言えるのかも知れない。, 最後は他人が権利を有する“文字・文章”を無断で投稿する場合。これについては、「公式が投稿したページのリンクを貼り付ける」「権利者の許可を得て投稿する」以外に合法な手段は無いと言える。「引用」という形式なら投稿・掲載が可能だが、前述の通りSNS上では必要な条件を満たすのは実質不可能だろう。, 外国語の歌詞やニュース記事を翻訳し投稿する場合も、翻訳前の文章の掲載・不掲載は関係なく違法と考えられる。著作権権法では, 著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。, と、「翻訳出来る権利」も著作者が独占出来ると定められている。これに加え、外国の著作物は条約により日本国内の著作権法が適用されることから、違法と考えられる。(前述の通り条約を結んでいない国は例外。), 今回は、音楽ファンであれば知っておきたいSNSと著作権について基本的な情報をまとめた。法律の条文や「違法」「合法」などの堅苦しい言葉を見るとそれだけで敬遠する方もいるかも知れないが、著作権とは簡潔に言えば「好きなアーティストやメディアに損をさせない」ためのルール。著作権法違反が親告罪であることや、違法とは言え著作者により個別に許可されているケースがあることからも、突き詰めればアーティスト側が損をするのかどうか、という点が重要になってくる。, HipHopシーンにおいては以前からミックステープという、アーティスト側の許可無くDJが勝手に選曲・録音したテープやCDを販売する文化が存在する。これもアーティスト側にとってはレコードの宣伝効果が大きく、デメリット以上にメリットがあることから根付いたものと言える。, 「アーティスト側が損をしないかどうか」 。ファンである立場なら、好きなアーティストの画像や動画を投稿する前にこの点をよく考える必要がある。「バズりたい」「仲間を増やしたい」というような自分の利益だけを優先した投稿であれば控えるべきだろう。応援したいはずのアーティストに損をさせる投稿をしていては、ファンとは言えない。そもそも著作権の侵害だと知らずにそういった投稿をしているユーザーもいるだろうが、これを機にアーティスト側が守られるべき権利や本当のファンたちの気持ちを考えてみてはいかがだろうか?, ※Simple 10では一部他者が権利を有する著作物を掲載していますが、「引用」など適切と判断した方法でのみ行っています。万が一問題がありましたら、お手数ですが著作者様ご本人により「お問い合わせ」からご連絡をお願いいたします。, 2019年のHipHop/R&Bベスト Playlist:「The Best of 2019」, ~Trapが猛威を振るった1年を振り返る~ Playlist: 「The Best of 2015」, ttp://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/public_comment/1421771.html, https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048#5, https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048, 「Gucci Mane – Big Booty」他、週刊新譜る10(2019/10/9~10/16), 「Jadakiss – Me」他、週刊新譜る10(2019/10/23~10/30), 最新HipHop/R&B 10選「Cam’ron – Medellin」他(2020/5/6~5/13), 最新HipHop/R&B 10選「Brandy – Baby Mama」他(2020/4/29~5/6), 「The Game – Welcome Home」他、週刊新譜る10(2020/4/122~4/29), 「Rod Wave – The Last Sad Song」他、週刊新譜る10(2020/4/15~4/22), 「Rob Markman – Death Around the Corner」他、週刊新譜る10(2020/4/8~4/15), Youtubeなどで公式がアップしたページのURLを、自分のSNSに貼り付けて投稿する, 公式がアップした曲やミュージックビデオを自分の端末にダウンロードし、それをSNSに投稿. 目的・効果別. 改正著作権法が2020年10月1日に一部施行され、残りの改正部分も21年1月の施行が迫る。思えば、ダウンロード違法化論争の大炎上で始まった今回の改正法。仕切り直しの難産の末に最後は与野党全会一致での成立だったが、果たして何がどう変わるのか? 福井健策弁護士に聞いた。, A1 5分って、なぜいつもそう無精なのか!……まあ、もうがんばってみよう。まず、海賊版などの違法コンテンツのダウンロードが違法になる。, A2 うん、人の著作物のダウンロードは「複製」だから、海賊版でなくても本来自由ではない。だが、著作権法には「私的複製」という有名な例外規定がある。個人的な楽しみや勉強のためのコピーは自由なのだ。従来は、これは相手が海賊版であっても同じだったのだが、海賊版などと知りながらダウンロードするのはあんまりだろうとなって、まず映像・音楽のダウンロードが先行して違法になった。つまり、私的複製は認められなくなった。, 今回はこれが漫画などすべてのコンテンツに拡大されたのだ。ただし、「違法にアップロードされたコンテンツだな」とはっきり知りながらダウンロードする場合だけが違法になる。特に、反復継続する場合には刑事罰もあるので要注意だ。, A3 例えば、SNS上の画像に人の著作物が使われていれば、理論上は「違法アップロードされたコンテンツ」だ。それを、研究とか参考とか、そういった理由で誰かがスクショで記録すると、これまた理論上はダウンロードだ。それが違法になるというのでは人々の自由な活動が萎縮する、という批判があった。, また、二次創作の同人漫画などは理論上は原作に対する違法アップロードとも言えるが、二次創作作家が自らアップしているものをそのファンがダウンロードしても、原作に対する違法ダウンロードとなっては、やはり萎縮するという批判も強かった。, A4 「あったあった」じゃない。出直し後の議論では、先ほど説明した「知りながら」という条件を加えたほか、「軽微」な部分のダウンロードは対象外になった。また、二次創作物のダウンロードは(原作との関係では)違法化の対象から除かれた。さらに、別な条文で「人の作品の映り込み」をOKとする規定があるのだが、これも今回条件を緩和するとともに、対象にスクショも含まれることを明確化した。, その結果、スクショした画像に違法アップロード物が軽微に含まれている場合は、たとえその部分は違法と知りながらスクショしたとしても、適法になったのだ。こんな風に、本当に悪質な海賊版のダウンロードだけが違法になるよう、かなり絞り込んだのが今回の改正法だ。, このコンテンツはセミナー・プラス会員限定です。お申し込みをされますと続きをご覧いただけます。, 日経クロストレンドのコメント機能やフォロー機能はリゾームによって提供されています。, データ活用やデジタルマーケティング、新製品開発などを実施する際に起こりうる、法務的なトラブルや疑問をとりあげて、各弁護士の見解を聞く。.